行政・学校との協働プロジェクト|Vol.02
横断幕が、600個の風車に。
子どもたちとつくる、川崎の新しい風景。
Design Upcycle × 川崎市立高津小学校 × かわさき102祭
横断幕アップサイクルプロジェクト、第2弾。

川崎市の市制100周年を記念して使用された横断幕のアップサイクルに続き、
今回は、役目を終えた横断幕を子どもたちの環境学習と街の空間装飾へとつなげました。
2026年7月1日、川崎市役所で開催された「かわさき102祭」。
会場を彩ったのは、川崎市立高津小学校の5年生189名が製作した、約600個の風車です。
材料となったのは、川崎市内のイベント等で使われ、役目を終えた横断幕。
子どもたちの自由な発想と、SKLOのDesign Upcycleの技術を掛け合わせ、
役目を終えた素材が新しい姿となって街を彩りました。
01|横断幕から、風車へ。
SKLOが取り組む「Design Upcycle」。
それは、役目を終えた素材にデザインとものづくりの技術を掛け合わせ、新たな価値を生み出す取り組みです。
今回使用したのは、川崎市内のイベント等で使われていた横断幕(ターポリン素材)。
横断幕には、もともとの鮮やかな色や文字、さまざまなデザインが残されています。
その特徴を生かしながら、子どもたちが自由に表現でき、街の装飾にもつながるものとして選んだのが「風車」でした。
同じ横断幕でも、切り取る場所によって色や柄は異なります。
素材が持つ個性を生かしながら、一つひとつ違う風車へと生まれ変わらせました。
02|189名の子どもたちとの共創
今回のプロジェクトには、川崎市立高津小学校の5年生6クラス、189名が参加しました。
探求学習の授業では、アップサイクルについて学びながら、使用済み横断幕を使った風車づくりに挑戦。
手に取った素材の色や柄を観察し、どのように活かして、どんなデザインにするかを自分たちで考えました。
同じ材料からつくっても、仕上がりは一つひとつ異なります。
子どもたちのアイデアが詰まった、約600個の個性豊かな風車が完成しました。
03|600個の風車が、街を彩る。
2026年7月1日、「かわさき102祭」の会場となった川崎市役所に、子どもたちが製作した風車を展示しました。
川崎市役所の2階、3階の吹き抜け空間や通路、階段などに風車を配置し、訪れた方々が歩きながら楽しめる空間を演出しました。
さらに、102祭に因んで102個の風車を使った記念装飾も製作。
教室で生まれた作品が、街の中で多くの人の目に触れる。
子どもたちの学びが、地域の風景へと広がりました。
04|つくることから、考えることへ。
今回の取り組みは、風車をつくって終わりではありません。
授業後には、身近な廃材を使って自分たちでものづくりに挑戦する子どもたちの姿が見られました。
うまくできたものもあれば、思いどおりに使えなかったものも。
そんな経験の中から、「本当のアップサイクルとは何だろう?」という新たな問いも生まれています。
身近なものの価値を見直し、自分たちに何ができるかを考える。
今回のプロジェクトが、そんな学びのきっかけとなりました。


05|素材が動いた。学びが動いた。
そして、人が動いた。
役目を終えた横断幕が、子どもたちの手によって風車になり、街を彩る。
そこから生まれた気づきや出会いが、次の活動へとつながっていく。
SKLOはこれからも、地域の素材と人をつなぎ、デザインとものづくりの力で新たな価値を生み出していきます。
地域で役目を終えたものを、地域の次の価値へ。
この取り組みは、まだまだ続きます。
今後の展開も、どうぞお楽しみに。


PROJECT INFORMATION
プロジェクト名:
使用済み横断幕(ターポリン素材)を活用した環境学習と空間演出による地域共創プロジェクト
開催日:2026年7月1日
会場:川崎市役所「かわさき102祭」
連携:株式会社SKLO × 川崎市立高津小学校
参加児童:5年生189名(6クラス)
製作物:約600個のアップサイクル風車
使用素材:川崎市内のイベント等で使用された横断幕(ターポリン素材)
Planning / Photography
Yu Matsumoto
Design Upcycle / Production
SKLO
Educational Partner
川崎市立高津小学校
Material / Event Partner
川崎市
